キラキラ広告 翻訳詐欺まがい講座のこれまでの型
(全部同じなのでどれかひとつを特定していません) 1) 英語力が低くても(またはゼロでも)翻訳者になれるという広告がバンバン流れ、LINEに誘導される 2) 入会後、キラキラ系の広告塔役講師が会員にオリエン的なことをやる(実際の添削指導はバイトがやる) 3) 当初謳われていた募集人数くらいの入会者のうちは比較的それなりの指導をする(でも金額には見合わないショボい指導) 4) 募集予定人数を超えても締め切らず入会者が膨れ上がる 5) 数十人のはずが数百人規模まで増えているのに講師の増員が追いつかない(慌てて募集するも人材確保できず) 6) 質問の回答も課題の添削も返ってこなくなる 7) 配信動画も遅れがちになる 8) この辺から異変に気付く会員が出始める 9) 不満を言う会員は「ネガティブな発言はしないでください!」と運営からつまみ出される 10) 不審に思った会員たちがインターネットで評判などを調べ始める 11) 私が書いているブログなどに行きつく 12) やっぱり詐欺まがいだったのか!と気づく 13) 私にDM等でコンタクトしてきた人 →救済措置へ案内(今ここ) 1)から13)までのサイクルがだいたい半年ぐらいです。 毎回このパターンです。いつも同じ。2024年3月29日金曜日
キラキラ広告 翻訳詐欺まがい講座のこれまでの型
2024年3月8日金曜日
【#AI英語ライター 養成講座】#宇田悦子 疑わしい英語関連講座の見破り方 Vol.2
いったい何匹目のどじょうを狙うつもりなのでしょう。
AIを使えば「英語力不問」で稼げるという講座がまた出てきました。少し前にも「AI翻訳アカデミー」という講座が出現して800人を超える被害がでました。味をしめてまたAIをネタにしてきたようです。
今度はAIを使った英語ライティングの講座だそうで
宇田悦子氏による 【AI英語ライター養成講座】です。
●https://aieigowriter.com/aieigo/01/(「無料動画」をエサに [実際はただの宣伝] LINE登録へ誘引するページ)
●https://aieigowriter.com/letter/f/pre/#(募集開始までもったいつけて申し込みを煽るページ)
(運営がこれらのページを削除したりURLを変える可能性があります。URLが無効になったらその都度修正する予定ですが、変更についていけない可能性もあるのでご了承ください)
【過去にもあったさぎまがい講座と同じ】
この講座も、塩貝香織氏のAI翻訳アカデミーと同じく2019年から2020年にかけて問題になった講座と同類の販促業者が後ろで糸を引いているとみられる講座です。
以前問題になった講座については2020年2月25日火曜日のこちらの記事の記事と2020年11月7日土曜日のこちらの記事の記事をご参照ください。
私がこのように「同類の業者が広告制作や企画を請け負っている」と考える根拠は次の4つです。
1. 広告ページの特徴がこれまでにもあったさぎまがい講座の広告に酷似している
・英語を使用する仕事なのに「英語力不要」もしくは「高い英語力不要」と謳っている
・動画は一度ではすべて見られない。多くが第1回から第4回まで引っ張る形
・動画を最後まで見終わると次は「講座代金をなかなか教えない」ページに誘導
・価格のページに飛んでもすぐには申込できない。(「募集開始」までもったいつけて待たせる仕掛け)
※これらは情報を小出しにすることにより消費者の「早く申し込みたい」という気持ちを煽る、典型的なプロダクトローンチ手法です。
2.講座の料金が同じ(しかも高い料金を提示して「初日申込特典で」割引になると言っているが実際は常に割引後の値段。いわゆる二重価格表示)
3.以前問題になった坂口雅志氏の「グローバルトランストランスレーションアカデミー」と同じ業者がクラウドワークスで女性の似顔絵を発注している。
AIを使わなくても英文を書ける人や、すでに日英翻訳を行っている人はこんな講座のいうことは嘘だと分かるでしょうから、この講座に惹かれる人にとってのポイントは「AIを使えば英語の部分がなんとかなるかもしれない」というところだと思います。
AIは最近ブームで「AIを使えば英語力がなくても翻訳できるのでは?」と考える人もいるかもしれません。確かに、DeepLやGoogle翻訳に代表される機械翻訳、ChatGPTに代表される生成AIは最近ではかなり精度が上がってきています。
動画の中で説明されているように、特に日本語から英語への翻訳の場合、省略されている主語を補ったり文脈に大きく依存している文章に説明的な文章を付け加えることで(プリエディットすることで)かなり正確な翻訳が出力される確率は高くなっています。しかし、100パーセント正しいという保証はありません。
たとえわずかな確率であっても間違いが混入している場合、その間違いは誰が検出するのでしょう?
だいたい合っていると思われるけれど、もしかしたら間違いが含まれているかもしれませんという成果物を、誰がお金を出して買うのでしょう?
【一般的な翻訳者だってChatGPTくらい知っている】
それから、動画の中では私たちのような職業翻訳者があたかもAIなど触ったこともないような古い人間のように語られていますが、私たちだってChatGPTくらい触ったことはあります。仕事で提供された原文をそのままChatGPTに入力することは(データ流出の可能性という観点から)守秘義務に抵触する可能性があるので実際の業務には使わない人がほとんどだ、というだけです。
私も辞書に載っていない特殊な言い回しについて調べるときや、初めて扱う分野の背景情報を収集したいときにChatGPTを使うことはあります。原文の翻訳作業そのものではなく、リサーチに生成AIを使っている翻訳者は少なくないと思います。
この手の講座の宣伝ページを制作しているライターに言いたいのですが、私たち翻訳者を古臭いアナログ人間みたいに言うの、いい加減にやめてもらえます?
この講座への入会を検討している方へ。
AIを使えば比較的精度の高い英文が生成されるのは確かですが、実際に契約したクライアントからAIの使用を禁止されたらどうしますか?
また、ChatGPTは使用者が多いとき、たびたびサービス停止になります。例えばこの記事を書いている3月8日時点でChatGPTがブラウザから使えないという症状が出ています。Xを見ると同じ症状が出ている人も多いようです。便りにしているChatGPTが使えないときに明日までに納品しなければならない仕事があったらどうしますか?
AIを使って生成した英文が合っているか間違っているか、その検証については、講座を卒業した後はどうするつもりですか?短期間でそこまでの英語力を養成できると本当に考えていますか?
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