2017年10月31日火曜日

やる気の出ない日

フリーランス生活は約6年になりますが、毎日仕事をしていても、「やる気の出ない日」というのも、時々あります。



短納期の厳しい案件が続いた後など、「ちょっと余裕がある時」などは特に「ああ、少し休憩してからやろう」などと思うこともあります。

時には休憩どころでは収まらなくて「眠くて眠くてたまらなくて、少し寝てからでないと仕事ができない」レベルに疲れていることもありますが、10分のつもりがうっかり寝てしまって気づいたら1時間すぎていた、ということも「余裕のある時」に限って、あります。

納期がめちゃくちゃ迫っていて急いでいる時は眠気も吹き飛ぶぐらい必死なのですが、「少し余裕がある時」ほど実は危険で、「やる気が出ない」などと言っていると後からじわじわ時間がなくなることがあります。

私だけかもしれませんが、「やらなければやらないほどやりたくなくなる」というのは仕事だけではなくて、例えば

・掃除
・片付け

の類も、やらなければやらないほどどんどんやりたくなくなります。

そういうときは、とにかく、「ちょっとでも手をつければ回りだす」のが私のいつものパターンです。

「とりあえず掃除機をコンセントに差す」
「とりあえずここだけ片づける」

のように、少しやりだすと回り出します。

仕事をやりたくない日があるなどというと仕事が嫌いみたいですが、そうでなないです。そうではないんですが、きつい仕事の後はちょっと「ぼーっとしたい」気持ちが勝ってしまって、それが時々、長引いてしまうことがあるのです。

そういう時は、「ひとまずデスクに座る。1ページでも訳す。」ことでまた正常通りに回り出します。

睡眠が足りていないときは睡眠が優先のこともありますが、十分寝たのに「まだスッキリしない」ときは、「ゆっくりしすぎて体が回りだしていない」だけかもしれません。

2017年10月30日月曜日

複数の案件を同時並行で進めるとき

忙しい翻訳者の方はいつも忙しいのであまり参考にならないかもしれませんが、私の場合は夏場から秋にかけて(つまり今の時期)が一番忙しいです。




忙しい時は案件がいくつも重なるので、同じ日に(例えば月末)納期が重なることもあります。

私は基本的には「First in, first out」で来たものから順に作業しますが、先方の都合によってどうしても後から来たのに納期が同じ、ということもあります。

そういう時は本当に「自分が二人欲しい」と思うこともありますが、ドラえもんの世界ではないので、一度に二つの仕事をやることはできません。

仕方がないので私は同時に納期を迎える仕事が複数ある時は

「1時間ごとに区切って案件A, 案件B, 案件C」を全部少しずつやる、というやり方をします。よほどでないと途中で「どこまでできていますか」などという横やりが入ることはありませんが、先に来たものから作業を優先するばかりに、ある一つの案件だけ納期前日まで放置、というのは非常に危険で、例えばどうしても原稿の起草者に質問が出てきたときに、あまりにも納期に近いと質問の返事をもらえないことがあります。

ですから全部の案件にひとまず全部手をつけます。乗ってきたときはそのまま続けることもありますが、コーヒー休憩などの一区切りで次の案件に切り替えます。

(実はその月末納期で今とても忙しいですが、これは予約投稿機能で作成した記事ですので、目下作業中です)

2017年10月27日金曜日

英語の音声認識機能

先日、仕事のため車で移動中に、急ぎの英語のメールが入ったことがありました。その海外の相手は急ぎのメールの場合はSkypeでもメッセージを入れてくるため、カーナビ代わりに使っているスマホにポップアップで通知されたので、コンビニの駐車場に車を寄せて、メッセージを読みました。

その時パソコンも持っていたので、すぐにパソコンを開いて返信してもよかったのですが、車の中でラップトップを広げるのも大げさなので何とかスマホから返信したいと思い、スマホで手打ちし始めたのですが、日本語に比べて英語をスマホ画面で打つには文字数が多いのですごく時間がかかります。

それでふと思い出したのが、友人が言っていた「音声認識ソフト」です。


入力を英字キーにしたときにspaceキーの横に表示されるマイクのアイコンをクリックすると、英語での音声を認識して文字に起こしてくれます。

それで私はこれから仕事に行くこと、数時間後にしか自宅に戻らないこと、それからでもよければその案件を引き受けることができるがそれでも良いか、という内容を一瞬で英語で入力することができ、無事にメールを返信することができました。

以前この機能を使おうとしたら日本語でしか認識してくれず、英語で話したことがカタカナに変換されてがっかりしていたのですが、英語入力画面にすれば音声認識も英語で認識してくれるということに今更ながら気づきました。

ちなみにこの機能、「メモ」アプリでも使うことができます。キーボードを日本語入力画面していれば日本語、英語入力画面にしていれば英語で、マイクが音声を拾って文字にしてくれます。

英語でも予測変換をしてくれるものの、やはりしゃべった内容を文字にしてくれるのは圧倒的な速さです。

翻訳には直接関係ないですが、あまりにも便利で感動したので共有したくなりました。

2017年10月26日木曜日

同じ単語でも違う訳語にする場合

英単語と日本語の単語では、持っている意味の範囲がぴったりと一致しません。
例えば、英語の"please"という単語は日本語の「どうぞ」と1対1では対応しません。

文脈によっては「お願いします」や「~していただけませんか」という意味になります。



以前、アテンドをしたことのある外国の方でplease イコール「どうぞ」だと覚えていた外国人の方がいて、Would you ○○, please?という文脈の時にも常に文末に「どうぞ」をつけていたので、まあ、意味は分かるけどもなあと思い、

・何かを人に許可する時や手渡す時には「どうぞ」
・何かを人に依頼する時は「お願いします」

だよと教えたことがありますが、本人は「日本語って難しいですね」と(英語で)言っていました。

技術的な文書などでは基本的に同じ単語は同じ訳語を充てます。
同じ単語は同じ意味に使われていることがほとんどだからです。

ですから技術翻訳では同じ単語に違う訳語を使うのは「訳語の不統一」というミスになります。

しかし、小説などでは同じ単語が違う文脈で使われることもあり、そういう場合は違う訳語を出さなければならないのですが、実務翻訳のクセが抜けないと、同じ訳語を無理矢理使おうとしてしまうことがあります。

そういう時に、単語のもつ意味の範囲が、英語と日本語では違う、ということをよく思い出して、場面ごとに合った訳語を考えなければなりません。

文芸翻訳には翻訳メモリを適用しにくいのはこの辺りが理由だと思います。
過去の自分が訳した言語ペアが役に立つ場合と、引っ張られ過ぎるとあだになる場合とがあります。

そういう意味では英和辞典の訳語も、誰かがある場面でそう訳したものの断片である可能性があり、少しでも違和感があったら英和辞典の訳に引っ張られ過ぎずに、英英辞典から導き出した自分の訳を信じて出すことが必要な場合もあります。

そうやって悩みながら作った訳は、実は辞書になくてもネット上には定訳として上がっている場合もありますので、ここのところ同じことを続けて言っていますが英英辞典をよく参照することは大事です。



2017年10月25日水曜日

難しい単語こそ英英辞典で

見慣れない難しい単語に遭遇した時、他にも似たような単語があるのに、なぜこの単語をここで使ったんだろうと思うことがあります。

例えば、先日訳した文章の中にtaxonomy(分類方法)という単語が出てきましたが、classification という単語があるのになぜtaxonomyなのだろうと思いました。



私の好きな「コウビルド英英辞典」にはちなみに

・A classification is a division or category in a system which divides things into groups or types.

Taxonomy is the process of naming and classifying things such as animals and plants into groups within a larger system, according to their similarities and differences. [TECHNICAL]

と出ていました。

classification だと「分類」「区分」することそのものを指すのに対し

taxonomyは「分類学」「分類法」つまり「分類の方法」「どうやって分類するかというその基準となる考え方」ということです。

ですからtaxonomyを単に「分類」と訳してしまうと持っている意味を100%伝えていないことになります。私はある分野の仕事でこの単語を「分類方法」と訳しました。

おそらく"method of classification" となどと3語で表現するよりも、一語でtoxanomyとビシッと決めたかったのだろうな、と「敢えてこの単語」にした理由を想像しました。

このように、他にも同じような意味を示す似たような単語が存在するのに普段あまり見ない難しい単語が使われている場合は、「あえてその単語が使われている」可能性を意識して、その単語の持つ語感をつかむためにまず英英辞典に当たってみる必要があります。

結果として同じ訳語にたどり着くとしても、その単語の持つ語感をつかんだうえで訳すのとそうでないのとでは、文章全体の分かりやすさに響いてくると思います。

難しい単語こそ英英辞典を引く、その上で英和辞典の和訳も参考にてして自分の訳語を決定する、というプロセスによって、「英和辞典の訳語を鵜呑みにすること」が減り、「違和感のある訳文」が減ることにつながるのではと考えています。





2017年10月24日火曜日

カズオ・イシグロさんの小説

ノーベル文学賞を受賞したカズオ・イシグロさんの"Never let me go"を読んでみたいと思い、英語と日本語でKindle版をダウンロードしました。

http://amzn.to/2EoQa7b


まずは英語で読み始めたのですがなかなか入り込めず、何の話か分からないのでひとまず日本語で、と思い日本語を読み始めようとしたのですがそれでも読み進めず、仕方がないのでまずはキーラ・ナイトレイが出演している(主演はキャリー・マリガン)2010年の映画版を観ました。

それでやっとこの物語の設定がクローン人間と臓器提供の話だと分かり、衝撃的ながらもその展開に引き込まれました。

しかし原作はそのことの説明は初めからあるわけではなく、
"carer"(介護人: 土屋正雄訳)
"doner"(提供者:同)
などという違和感のある言葉が繰り返し出てきて、読み手はそれが何なのか探りながら読み進めなければなりません。

この本の翻訳を手がけた土屋さんは、先に通読して全貌を掴んでから訳し始めたのだと思いますが、原文にある

「何の話なのか分からないまま、それを探りながら進ませる」

という作者の意図以上に情報を盛り込んではならない、ということを意識されており、原作の引き立つ素晴らしい翻訳だと思いました。

「何この話」
「何この話」
と思わせて途中で
「ええっそういうことなの」
と思わせる展開。

翻訳者としては後の展開を知りながらも、目線はそれを知らない読者と同じところに置いて訳す、というのはさぞ骨の折れる仕事だっただろうと思います。

普段私は産業翻訳をする時は馴染みのある内容を訳すことが多いので、原稿をぱっと見渡したらすぐに翻訳にとりかかるのですが、小説の場合はそうはいかないだろうと思い知りました。

この小説の書き出しは主人公のモノローグになっていて、最後まで展開を知らないとあの書き出しをあのように訳すことはできないでしょう。

あの書き出しだからこそ、日本語版の読者は原作と同様に同じタイミングで驚いたり悲しんだりすることができます。

「最初にまず通読してから翻訳し始める」というのは、やはり基本なのかもしれないと思いました。特に小説の場合は。

私も本一冊が一つの物語になっている書籍を訳せる力量のある翻訳者になるには、日本語に近いスピードで英文を読みこなせる速読力がもっと必要だなと思いました。

日々是精進です。

2017年10月20日金曜日

無料で使えるビジネステンプレート

見積書・発注書・納品書・請求書については以前に「マネーフォワード」を使っていることをお伝えしましたが、同じ書類の英語フォーマットも作成できるテンプレートをダウンロードできるサイトを見つけましたのでご紹介します。



有料プランに登録すると書類作成に便利な機能が使えますが、エクセルシートのテンプレートをダウンロードするなら無料で使えるようなので便利そうです。

私は次に英語の請求書や見積書が必要になった際には利用してみたいと思います。

余談ですが次から海外の取引先と取引する際には見積もりの段階から「振込手数料はお客様のご負担となります」の文言が必要だと思いました。この一文を入れておくだけで「海外からの送金手数料が高かった」問題は起きなかったんだと思います。

「送金だと手数料お客様ご負担ですが、Paypalであればこちらで負担します」
と提示してPaypalに誘導するのも良いかもしれません。先方も高い手数料を負担するのは嫌でしょうから。(Paypalも受け取り側に手数料が発生しますが電信送金に比べると圧倒的に安いです)

2017年10月19日木曜日

敬体の中に出てくる常体

敬体と常体と言えばいわゆる「ですます調」と「である調」のことですが、和訳の際は訳文を作成するにあたってどちらにするかをまず決めます。

小説などで語り口が一人称(「僕はそう思った。」など)の場合、話している人物のキャラクターに合わせたトーンにする必要があるでしょうし、入門書などで何かを分かりやすく解説する場合には敬体、論文などではっきりと言い切りたい場合は常体など、場面に合わせて使い分けると思います。

翻訳でまず気をつけるのはこの敬体と常体を混ぜないということです。最初に決めたトーンで最後まで統一して訳していかないと、内容に反して文章全体がちぐはぐな印象になります。

ただし、特に仕様書やマニュアルなどで、(読み手向けに丁寧に)敬体で書き始められていても、次のような場合は突如途中で常体が出てくることがあります。

・箇条書き(日本語で言うと「~のこと」「~のようなとき」など)
・誰かの言葉の引用(特にその言葉に定訳がついているような場合)
・注意や警告

海外の英文を訳したであろうマニュアルなどを見ていると、よくこのような場合をみかけます。ここで無理して「すべてを敬体に揃えよう」として逆に一般的でない(それで読みづらい)流れになってしまうこともあります。

反対に、常体の中で急に最後だけ敬体になる場合もあります。
最後だけ読者に対してお礼を述べている時とか、誰か特定の人に対してメッセ―ジを発しているようなときです。そのようなときな無理して「~に対しても感謝の意を述べたい」などと訳すよりも「~さん、本当にありがとうございました」と訳したほうが自然である場合もあります。

普段からいろんな文章の英語とそれに対する和訳を眺めていると、「ああ、ここは混ざっていていいんだな」というのが感覚的につかめてくるようになると思います。

私は特に最初に挙げた例の「敬体の中に常体が混ざるパターン」になじめず無理して敬体で訳しておかしなことになる、という失敗をよくやりました。

「ここはこのように考えてここだけ常体にしました」ということがもし聞かれたら答えられる(聞かれませんが笑)ようにしておけば、時と場合に応じて混ざるパターンも有りだと思います。


2017年10月18日水曜日

iLovePDFの 有料版

「I LOVE PDF」というオンラインのPDFファイル変換サービスがとても機能が充実していますが、スキャンしたデータはWORD変換できないなど、不便な点もあるので、I Love PDFの有料版ソフトウェアの購入を検討していました。

有料版の「無料体験」があるのでお試しでダウンロードできます。PDF本家のadobeの有料プランもあるのですが、月額または年額で買い切りでないため、何年も使うには高くつくと思ったので、こちらが良いかなと思いました。

・PDF→Word             39.95USD
・PDF→Excel              49.95USD
・PDF→Office (WORD, EXCEL, PPT)  99.95USD

購入するならワード、エクセル、パワポすべてに変換できるものが便利だと思い、99.95USDのお試し版をダウンロードしてみました。

ネットの回線速度にもよると思いますが、ソフトウェア自体が113MBと比較的重いので、ダウンロードにはちょっと時間がかかりました。

そして...ダウンロード完了!
使ってみると変換とダウンロードの速度がめちゃくちゃ早いです。これは良い!ということで早速購入ページに進んでしまいました。

無料のままだとページ数に制約があるなどしたからです。

OCR読み取り機能もしっかりしているようで、画像からの文字にも対応してしっかりWORDに変換してくれました。

私は文字カウントの際にワードのカウント機能をよく使うのでこれは非常に便利でした。よく考えたらWORDへ変換する機能だけで良かったかも(笑)。まあいいや。

ちなみに日本円の購入ページで9980円でした。Paypalで支払いましたが、これは良い買い物をしたと思います。これからPDFからのファイル変換とPDFへの変換がすごく楽になります。購入してよかった!

I LOVE PDF 有料ソフトウェア購入ページ



2017年10月17日火曜日

ひとり作業のメリット・デメリット

私は受注する翻訳をすべて自分ひとりで作業していて、仕事量が多い時も同業者に二次発注などはしていません。

風邪を引いて体調が悪い時とか、納期がきつすぎる時などは「こういうときのために誰か自分の代わりに仕事してくれる人を確保しておいた方がいいかなあ」という思いがよぎることもいありますが、結局は外注する体制を整えることもなく、自分ひとりで受注して作業するスタイルをかれこれ6年ほど続けています。

一人で作業することのデメリットは、
・作業量に限りがあること
・体調不良や子どもの行事やPTA活動などで忙しいときにも代わりがいない

などがあげられますが、その分メリットとしては
・翻訳単価を自由に決められる
・顧客との秘密保持契約にその旨を謳うことができる
・出金が発生しない

などがあります。自分ひとりで作業しているからこそ、「お友達価格」を設定できたりして、単価設定に対する自由度は高くなります。文字カウントの際も「ここはダブっているから省いておこう」などのサービスも、自分ひとりでやっているからこそ可能になります。

・・・というメリットがたくさんあるので、これからもたぶんこのまま一人作業を続けます。今はちょっと風邪を引いていてしんどいのですが、近々の納期も迫っているので今日もお仕事頑張ります(笑)。


2017年10月16日月曜日

Paypalでの送金受け取り

Paypalでの送金の受け取りについては、前に少しだけ話しましたが、あまり詳しくはお話していませんでした。

Gengoでの翻訳料の受け取りにはPaypalの決済アカウントが必須なので、私はその時に無料のビジネスアカウントを取得しましたが、これからフリーランスで翻訳の仕事を受注する予定のある方は、送金を受け取れる機能のあるビジネスアカウントの開設をお勧めします。

というのも先日、海外からの送金があったのですが、個人の方とのお取引だったので、送金手数料について詳細に詰めておらず、結果として受取人の私が手数料を負担することになり、それが結構な金額だったのです。

海外からの送金手数料についてはどちらが負担するか最初の見積もりの段階でお話しされるのがいいと思いますが、以前からあるいわゆる「電信での送金」には、金額や銀行にもよりますが、3千円から4千円の手数料がかかります。

Paypalですと支払いする方はクレジット決済になりますが、1件あたり
2.9~3.4%+40円の手数料(金額によります。詳しくはこちら)で、国内外から送金を受け取ることができます。

これだと電信送金での着金と比較すると圧倒的に安い手数料で受け取れますし、Paypalのサービス自体、利用者(世界で2億人の利用者)が多く信頼性も高いので、アカウント開設自体にはお金もかからないので、作っておいても良いと思います。

ペイパルについて詳しくはこちらから


2017年10月13日金曜日

iPhoneのメールのVIP機能

私はフリーランスで基本的には在宅して仕事をしていますが、週に一度別の場所での仕事がありますし、平日に打ち合わせで出ていたり子どもの学校の行事で家を空けていることもあります。
ずっとPCの前に張り付いているわけではないので、大事な仕事のメールを見逃さないように、以前は特定のメールをスマホに転送する設定にしていましたが、最近はうまく転送されないことも多く、まだ見落としが多いので、PCメールをスマホで直接見られる設定にしました。
さらに、iPhoneの「メール」アプリには、「VIP機能」というものがあり、この機能によって得意先からのメールアドレスを「VIPリスト」に登録することで、専用のフォルダに受信メールを振り分けることができるほか、メールの受信音を専用の通知音に設定することも可能です。(* VIP機能は、「iOS6」以降をインストールしたiPhoneで利用できます。)

iOSのバージョンを更新された方はこの新しい機能が使えるようになっているかもしれません。ぜひ一度お試しください。

2017年10月12日木曜日

8分のマイクロスリープで復活

寝不足が続いたり仕事内容がきつかったりすると、昼間に仕事している最中に強烈な眠気に襲われることがあります。

これはフリーランスの特権だと思いますが、そういうときは無理せずに短い仮眠をとります。だいたいはスマホで10分のタイマーをかけて寝ますが、ものすごく眠い時は一分もしないうちに深い眠りに落ちて、ふっと目が覚めるとまだタイマーは残り2分を指していることが多く、私の区切りの良い「マイクロスリープ」は8分なのだなと思いました。

グッと一瞬深く眠ると頭がスッキリしてまた作業を続けられます。眠気を我慢していると効率が落ちて、ミスや訳抜けなどが発生することもあります。

社内翻訳時代にも昼休みの食事の後に机に伏せて短時間寝ていたこともありました。そうするとスッキリできて午後からまた仕事を頑張れます。

家で仕事をしていても、特に昼食をとった後の眠気に耐えられないことが多いです。そういうときは迷わず寝てしまいます。

本当に疲れている時、仕事が立て込んでいる時はこうした「マイクロスリープ」が二回ぐらい必要な時もあります。

眠い時にパッと寝て、また起きて仕事できるというのはひとつの特技かもしれません(笑)。

2017年10月11日水曜日

端末間のファイル送付に便利「Sendanywhere」

私はメインで使っている仕事用のPCのほかにも別のPCやスマホ、タブレットなどの端末を持っていますが、文書や写真、その他のファイルなど、端末間で送り合いたいときがあります。

プリンタはメインのパソコンにつないでいるのでケーブルをつなぎなおすのも面倒だし、印刷したいものはすべてプリンターにつながっているPCに転送するのが一番手っ取り早いです。

私が時々お世話になっているのが

Sendanywhere」(センドエニウェア)

https://send-anywhere.com/ja/product

というソフトです。(「どこへでも送る」という意味ですね!)
PC版もありますし、スマホアプリ版も無料でダウンロードできます。PC用にはオンライン版もあります(ダウンロード不要)。

PC⇔スマホ間でもデータのやり取りができますし、PC間、スマホ間のやり取りももちろん可能で、メールでは送りづらい大容量のファイルもWi-Fiがあるところならば簡単にやり取りできます。

使い方は簡単で、送信者がファイルを選択して「送信」ボタンを押すと、6桁の番号が出力されます。受信する側が受信端末の同アプリで「受信」ボタンを押すとともにその6桁の番号を入力するとファイルがダウンロードされます。

本当に一瞬で転送されるのですごく助かります。
ただし6桁の番号は有効期間が10分間なので、メールのように送りっぱなしにしたいときには不向きです。

自分と相手が今同じところにいるとか電話で話し中であるとか、自分のパソコンからスマホに移したいときやその逆、の時に便利です。

2017年10月10日火曜日

勉強(仕事)時間と(趣味の)ドラマ視聴の両立

20代の時に仕事しながら通訳学校に通っていたころ、勉強時間の確保が大きな課題でした。授業に出席するのは平日夜の週2回で、1回の授業時間は1時間45分でしたが、授業に出席するために毎回出される宿題をやらなければなりませんでした。1回の授業で出される課題は毎回5,6時間を費やす量だったので、平日に最低2時間は捻出しないと、こなせませんでした。

当時は残業のない派遣の仕事をしていましたが(一応英語を使う貿易事務の仕事)、それでも勤務時間と通勤時間を合わせると、睡眠や食事、入浴時間のほかに自由になる時間は平日は2,3時間程度です。好きなドラマも「1クール(四半期)に1つだけ」と決めて我慢していました。

しかし、本来ドラマ好きな私にとって、面白そうなドラマがいくつもある中、1つに制限するのは苦痛でしたし、会社で昼休みにドラマ話で盛り上がっている中に入りたいというのもあり、やはり「週に3つぐらいドラマを見たい」と思うようになってしまいました。

そこで考えたのが「録画をしておいて翌日の夕食の時に見る」ことでした。
例えば月曜夜9時に放送される「月9ドラマ」であれば、リアルタイム視聴は我慢して翌日火曜日の帰宅後、夕食を見ながらだらだらとバラエティ番組やニュースを見ている時間に、「昨日放送されていた1時間ドラマ」を見るのです。

会社の同僚にも「私はドラマは翌日に見るから」と宣言しておいたらネタバレするのは1日待ってくれるようになりました。

夕食をとってコーヒーを飲むまでの間、1時間ぐらいのゆとりの時間は自分に許すことにしたのです。

その時の生活というのはざっというと

・仕事しておよそ7時に帰宅
・8時まで夕食とドラマ
・9時まで入浴と明日の支度
・9時~11時まで勉強、その後就寝

という生活でした。
9時から11時というゴールデンタイムをドラマに取られてしまうと、この2時間は確保できません。20年前の話ですが、この当時も「録画予約というのは便利な機能だなあ」と思っていました。

今は会社勤めはしていないので、家事と子どもの世話と仕事の両立が課題です。
上の時間枠とはまた違う生活をしていますが、ドラマは大好きですがほとんどリアルタイム視聴していません。仕事が詰まっている時は全然見られずに録画容量がパンパンになってしまうこともあります。

余談ですが最近は一部のテレビドラマはHuluで見られるので、そうやってテレビのレコーダーがパンパンになってしまった時は、他でも見られるコンテンツを先に消して容量を確保しています。

納期のきつい仕事が終わった後にまとめてみるドラマは最高に楽しいです。
今季も好きなドラマが始まるので、うまく仕事と両立して楽しめるといいなあと思っています。



2017年10月9日月曜日

翻訳者がノマド生活できない理由

フリーランス翻訳者は基本的にパソコン一台で仕事しているので、固定のオフィスやデスクは必要ありません。電話も時々かかってきますが、スマホ一台あれば国内からの連絡にも海外からの連絡にも対応できます。

決まった時間と場所に自分の身を拘束されない、というフリーランスのメリットを感じすぎてしまって、今となってはどこかの組織に所属して仕事をするのが考えられなくなってしまいました。(そろそろ派遣登録解消しようかな...)

とはいえ、翻訳者にはいわゆる「ノマド生活」には向いていません。

翻訳作業には大量の「辞書と資料」が必要だからです。

インターネットやDVD-ROM辞書、電子辞書も発達していますが、いまだ紙の辞書しかないものもあります。パソコンは少しいいものに買い換えましたが、今使っているすべての紙辞書をデータ辞書にしてパソコンに入れ、パソコンを持ち歩いて旅行しながら仕事する、というのは現実的ではありません。

基本的に翻訳者は「人が書いたもの」を常にパソコンの中に入れているので、万が一盗難にでも遭ったらとんでもないことになります。

まだ、カフェなどのWi-Fiに不用意に接続したりすると、そこから情報を抜き取られる恐れもあります。

自分のモバイルWi-Fi端末を持っていく、という手もありますが、パソコンのディスプレイをどこから誰が見ているかわかりませんし、ちょっとお手洗いに立った隙に情報をすべて持ち去られたとしても不思議ではありません。

ですから、私の今の作業PCはノートパソコンですが、これは実家に帰省するときにそちらでも作業したい場合か、万一出張でも入ったら持って行こうということを想定しているので、「ちょっとスタバで翻訳の仕事」というのは実際にはできないです。

ただ、このブログの記事や、別の媒体を使って書いているエッセイなどは、スマホアプリを使って外出先で書いていることもあります。

おかげでスマホのフリック入力は両手の親指をフルに使って入力し、予測変換に手伝われることもあって、標準キーボードのブラインドタッチ並みのスピードで打てるようになりました。

私はコーヒーが大好きなので本当はおいしいコーヒーを飲みながらカフェで仕事したいですが、やはり大量の資料と情報漏洩のリスクを抱えながらスタバでお仕事、というのは無理なので、秋も深まってきたことですし自宅でおいしいコーヒーを淹れて、今日もお仕事頑張りたいと思います。

2017年10月6日金曜日

社会人特有の言葉

私は30代の半ばで社内翻訳者のポストを獲得したと、以前にも書いてきましたが、それまでにいろいろな職を経験しました。振り返ってみると、どの仕事での経験も今の仕事に何らかの形で役に立っていて、無駄な仕事だったなと思う仕事は一つもありません。

社会人として組織で何年か働くと、社会人特有の言葉に出会います。

「水平展開」
「織り込み済み」

などの言葉は、ビジネスの世界に身をおいていないと聞くことはなかった言葉かもしれません。

ほかにも製造業では
「カン・コツ作業」
「ウエス」
「エフ」

など、初めて聞いたら「えっ?」と聞き返すような特有の言葉はたくさんあります。

今は調べものがあったらインターネットを開けばすぐに分かる時代ですが、こうした「業界にいる人同士」がメールの文面や電話口で使っている言葉というのは、やはり人生のある時点のどこかで、直接目の前で見たり聞いたりする機会があった方が良いと思います。

今はフリーランスとして自宅からパソコンを通じてしか社会とつながっていない私ですが、人と人が直接対面して会って、仕事をする組織という場所に、何年か自分の身を置いていたというのは、貴重な財産だなあと今となっては思っています。




2017年10月5日木曜日

翻訳者には文法が大切

分かっている人には本当に分かり切った話をあえてしますが、翻訳者にとって文法の知識は大切です。私はある場所で週1回翻訳を教えているのですが、授業のわりと初期の段階で

・「その訳が正しいと、どうすれば判断できるんですか」

という質問を受けたことがあります。その時は「ほとんどは文脈でそう解釈するけれど、翻訳に正解はないです、自分の知識と経験を総動員してその英文をその意味に解釈した時の訳が自分のベスト訳、つまり正解だと思います」というような答え方をしたのですが、やはりあまりにも漠然としていたようで、生徒さんたちはポカンとしていました。

それ以降、自分の中でその質問に対する正解を模索し続けましたが、「経験的にそれが分かるようになる」という答えしか出てこず、自分の中ではしっくり行っていませんでした。

ところが、ある先生のコラムを読んで、それはひとつには「文法的な知識」なのだ、ということがパズルのピースとして私の中の「しっくりこなかった部分」を埋めてくれました。

成田あゆみ先生のコラム『実務翻訳のあれこれ』


このコラムの中で先生は
「英語力は、1年でも早く「辞書さえあればなんでも読める」というレベルに達したいところです。
具体的には、構文・文法を完璧にすること。英文中にもやもやした部分がなく、すべての単語の役割を説明できるという意味です。
私が見てきた限り、英語の構文・文法の知識をひととおり完成させるには、一般的には、年代の10の位を年におきかえた期間が必要なように思います。
10代なら1年、20代なら2年です。」と書いておられます。

これだ、と思いました。

翻訳者が文法をしっかりと理解できていなければならない理由は、プロを名乗るからには文中で出てくる「すべての単語の役割を説明できる」レベルに達していなければならないからです。

授業の中でも、生徒が訳した「しっくりこない訳」を、「より分かりやすい訳」として、どこかの学校が出したモデル訳やベテランの翻訳者さんの出した訳や、場合によっては自分が訳した例を引きながら細かく解説していきますが、結局のところ、根拠となるのは「文法的な見解」なのです。

「意味が分からない英文」が「こういう意味なんですよ」と言われて「ああそうか!」と理解できるためには、「ある人がそう訳していたから」ではなく、「この語とこの語がこういう役割を果たしているから」だと、完全に分解して説明できるはずなのです。

口語では「文法的にはおかしいですが」という場面も確かにあるのですが、そういった場合でも「ここは慣習的にこの語が省略された形になっている」とか、「語尾と次の単語がリエゾンしてこういう言い方になった」「この部分が倒置になっている」など、すべて解説可能なはずなのです。ここが私のまだまだ講師としての足りない部分、姑息な言い方をすれば「伸び代」(笑)なのだと思いました。

そういう意味ではこのブログももちろん発展途上で、書いていくうちにうまくなるはずだと確信していますので、また時々覗いていただけると幸いです。

いつも文法の解釈に困ったときにだけ辞書のようにして使っている文法書ですが、この機会に改めて最初から読み直していこうと思います。

私の高校時代の恩師が進めてくれた不朽の名作

総解英文法』(高梨健吉著、美誠社)

今見たらAmazonに新品の在庫はなくすべて中古品の出品になっていますね。2013年に何十年ぶりかで買い直したときにはまだあったのに。

2017年10月4日水曜日

Amazon Unlimitedで洋書を入手

月額定額で対象電子書籍が読み放題のプラン「Amazon Unlimited」は、洋書をよく読む(読みたい)人には特におすすめです。

私はTwitterで海外の新刊を紹介している人のアカウントをいくつかフォローしているのですが、「面白そうだな」という洋書でアメリカのAmazon.com本体では紙書籍で20ドル、電子書籍で15ドルぐらいするような本が、日本の.co.jpではUnlimited対象になっていたりします。

以前は洋書を読みたいがためにAmazon.comのアカウントからドル建てで買い物していましたが、現在では日本のAmazon.co.jpでほぼ当日の為替レートをベースにした日本円の価格で同じ本が売られており、電子書籍の入手に限って言えばAmazon.comはほとんど必要なくなりました。

こうなるとこれまで洋書を輸入して販売していた業者の方々のビジネスは大丈夫なのかなあ、などと余計な心配が頭をよぎりますが(笑)、電子書籍愛用派の私にとってはうれしい流れです。

皆さんよくご存じだと思いますが、Amazonの電子書籍は別に専用端末は必要ありません。私も以前は興味本位でわざわざアメリカから端末を取り寄せて気取って英語の本を読んだりしていましたが、いくら軽いとはいえ、余計な荷物はバッグを重くしてしまうので、Amazonの電子書籍を読むのはスマホアプリで十分です。

Kindle無料アプリ

スマホに備え付けのバックライトで暗闇でも読めますし、私は子どもが寝た後の暗がりで寝る前に読む本は100パーセント電子書籍です。

電子書籍だと辞書を引きながら読むのも簡単です。単語の上を長押しするだけで内蔵辞書に接続されます。多読を目標にされている方にはさらにお勧めです!

2017年10月3日火曜日

「分納」に対する私の考え方

短納期で大量の翻訳を引き受けた時、一日ごとに「できたところまで分納して欲しい」と言われることがあります。

翻訳者の立場としては、これは実は「できれば勘弁してもらいたい」リクエストです。というのも、翻訳作業というのは納品前に何度も推敲するのが通常という仕事で、推敲する中で「昨日訳したあの箇所もやっぱりこの新しい訳に揃えたい」という場面が何度もあるからです。

しかし、「分納」のリクエストに応えて、先に終えて送ってしまった分は、直すことはできません。どうしてもという場合は

・「何ページの何行目の〇〇という箇所を、昨日の訳出では●●と訳しましたがこれこれの理由で▲▲に直させてください。申し訳ございません。」


という説明書きと共に謝りながら訂正願う、というやりとりが必要になります。

ですから本当のところは「全部訳し切ってから送りたい」というのが世の翻訳者の要望だと私は思っています。

とは言うものの、エージェントの側にもクライアントに納品する前に「訳抜けと用語統一、誤訳のチェック」等の社内チェックをしなければならないという事情があることも理解できます。

翻訳者の中には「分納はお断り」という方もいらっしゃるようです。それはそれでポリシーだと思いますので、依頼主とのやり取りの中で成立している場合は、本来はその方が良いと私自身も思います。

ただ、私の場合は、「分納の依頼があったら向こうも急いでいるだろうから、何とか対応してあげたい」と思うたちで、そういう場合は私は以下のことに気をつけています。


・全体をざっと見て、何度も出てきそうなキーワードがあればチェックする

・キーワードの訳案は一旦決めたら変更できないので、慎重に考える。

・キーワードとその周辺の関連用語は手元のメモ書きに書き留めて、訳がぶれないようにする

そのあとは通常通りに訳出作業を進めていきますが、分納で納品してしまった訳については、「ああ、しまった、この訳の方がベターだった」と思っても、よほどのことがなければ「前に戻って修正」することは諦めます。

本当はそれは実に悔しいことなのですが、私は「スピードを優先して、エージェントにチェックの時間を余計に提供(するというサービスを)した結果だから仕方ない」と考えて割り切ることにしています。最初に決めた訳に揃えて最後まで走ります。

2017年10月2日月曜日

一文が長い場合の処理

契約書などを和訳していると、時々一文が10行にわたる(!)など、ものすごく長い文章に出会うことがあります。英語は日本語の構造と違い、主語と述語が先に来て、その後に修飾部が来るので、後ろにどんどんつなげようと思えば延々とつなげていける言語です。

日本語では文章の最後を述語で締めねばならず、一文に対して一文で対応しようとすると途中にものすごい量の修飾部が発生して論理の流れが分かりづらくなります。

そこで、文章が明らかに分かりにくくなる場合は「やむを得ず」途中で文章を切って、二文にすることがあります。例えば provided that ~ 以降の文を「ただし~の場合」と訳すようなやり方です。

provided that 以下は条件なので、その前で一度〇で区切って文を分けた方が分かりやすいケースが多いです。

None of the parties may terminate this Agreement for any reason during the term hereof, provided, however, that any one of the parties may terminate this Agreement at any time by sendind notice of termination to each of the remaining parties.
(いずれの当事者も本契約期間中に本契約を解除することはできない。ただし、当事者のうちいずれかが、残りの当事者すべてに解除通知をした場合には、いつでも解除することができる。)

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一方、そこまで長い文でない場合は、なるべく区切らずに原文のスタイルを残したいところです。

・I will agree with the plan, provided that I get your agreement on my new policy as well. (その計画に賛成します。ただし、私の新方針にあなたが同意してくれればの話ですが。)

・In late 19th century, cars were allowed on the road, provided they did not exceed 4 mph and a man with a red flag walked in front of them. (19世紀後半では、毎時4マイル以上出さないことと、赤い旗を持った人が前を歩いていることを条件に、車は道路を走れました。)

上の例文は「英辞郎」の例文ですが、一つ目の例は

私の新方針にあなたが同意してくれるのであれば、私はその計画に賛成します
というように一文にもできます。

「切らずに処理できるならできる限り原文の通りに処理したい」というのが私個人の意見です。

ただ、時系列的に事実が頭から述べられているときは、「出てきた順に訳して流れを尊重する」ために途中で切るのが有効な時もあります。→その場合については(長くなりますので)また後日。