2018年1月10日水曜日

翻訳者を目指している方へ

先日懐かしい友人から翻訳の仕事を始めたいという相談を受けました。
彼女は在米歴も長く、私などよりずっと英語力の高い人です。にもかかわらず、いざ翻訳を仕事にしようとなると「何から始めたらよいか分からない」と不安を持っているようでした。

2018年1月9日火曜日

多言語習得者 Lýdia Machová さん

Lýdia Machová さんという方をご存じですか。
スロバキア出身の女性で、海外に行かずに7か国語を習得したという方です。
http://www.languagementoring.com/




在宅でずっと翻訳の仕事していると、意識的に英語を聞く機会を持たないとリスニング力が落ちます。読む・訳す・書く以外の言語力もつけたいと思い、少しずつリスニング教材をこなすことも始めてみようと思いました。

そんな中で偶然ネット検索で見つけたのがこのリディアさんの動画です。
多言語話者の集まる場所で講演をしている映像がこちら:
https://www.youtube.com/watch?v=ROh_-RG3OVg

彼女によれば、多言語習得者に共通するのは

1.特別な才能があるわけではない
2.自分独自の方法で勉強している
3.誰から教わるのではなく、自ら学んでいる
4.自分で自分の教材を作っている
5.一度に一言語ずつ学んでいる
6.リスニングとスピーキングに重点を置いている
7.ミスをするのを恐れない
8.シンプル化する技術を学んでいる
9.少しずつ毎日勉強している
10. 楽しめる方法で学んでいる

ことだそうです。

先生について学ぶことも、仲間と一緒に勉強会を開くのも時には刺激になりますが、やはり言語の習得には自分ひとりでコツコツやるしかないということなんだと思います。

言語の勉強を一人でずっとやっていると、進歩が目に見えづらくなる時期があってつらい時もありますが、毎日少しずつやることで前に進んでいると思うしかないですね!

英語以外の言語にもチャレンジしてみようという方、多言語の習得方法について情報を探している方にとっては、リディアさんのウェブサイトが参考になるかもしれません。刺激になります!お勧めです!



2018年1月8日月曜日

学校へ通うことのメリット

今回は学校へ通うことのメリットもお話ししておきたいと思います。



私は実は「翻訳」の通学コースに通った経験はなくて、20代半ばから(中断期間を経て)30代後半までインタースクール名古屋校という学校で通訳養成コースに通っていました。

授業の内容は英語の音声を聞き、講師が生徒に順に当てて訳させ、講師がそれにコメントをしてまた次の箇所を訳す、という繰り返しで、(録音などの機材を使えば)同じことを自宅で自分でできなくもないですが、学校へ通うことの最大のメリットは「同じ志を持つ人がそこに集まること」です。

授業後にお茶に行ったりして情報交換したり、勉強の悩みや仕事の悩みをお互いに打ち明けて相談に乗ったり乗られたりするのは大いに刺激になります。

私はその後通訳から翻訳に転向したので今はコースには通っていませんが、もちろんあの時に集中して勉強した英語力がベースとなって現在の翻訳の仕事につながっていますし、当時の勉強仲間とは今でも連絡を取り合っていて、ランチしたりSNSでメッセ―ジを送り合ったりして親交を深めるだけでなく、業界情報や仕事の話などを共有することもあります。

今のこの便利な世の中で、何かを勉強しようと思ったら本やインターネットや通信教育など、自分で勉強する教材はいくらでも揃っていますが、決まった日時に決まった面々が集まって一緒に勉強するというのは、大学に通うのと同じくらい意味があると思います。

ですから教室にお金を投じて腰を据えて勉強しようという場合は、通信講座よりも通学教室が個人的にはお勧めです。

なぜかというと、個人的経験から通信講座は中学時代の進研ゼミを含め、まともに終えたことがないからです(笑)。

やる気がない時こそ人目があると勉強します。受験時代に家よりも図書館でのほうが勉強がはかどったことを思い出します。