2021年6月21日月曜日

高額翻訳講座に特化して情報提供するブログを新設しました。

 悪徳翻訳講座の被害者まで情報が届かないので、新たに専用ブログを立ち上げました。

高額翻訳講座に関する情報提供ブログ

Twitterでは現役翻訳者たちが注意喚起のメッセージを発していますが、被害に遭う方々にはTwitterを利用していない方も多く、こうした声が必要な人に届いていないという現状があります。

急ごしらえのブログですが、今後新たに記事や情報を追加していきたいと思います。Twitterでの呼びかけでリーチできない層に届くようにするための試みです。




2021年5月15日土曜日

「森谷式翻訳カレッジ」のTwitter公式アカウントによる投稿が大炎上している件

 5月8日、多くの翻訳者たちをブロックしていた「森谷式翻訳カレッジ」のTwitterアカウントがブロックを突如解除しました。それにより、これまでこの講座に疑念を持っていた翻訳者たちが一斉にコメントを付け始めました。

それに対してなんと森谷式翻訳カレッジ側は返信を始めました。自分たちも主張したいところは主張すべきと思ったようです。ところがその内容があまりにも業界の翻訳者を侮辱しているとして猛反発を食らい、現在もバチバチのバトル状態が続いています。

中でも最も炎上したのが5月12日のこちらのツイートです。


この発言はつまり「このアカウントに対してすぐにコメントや引用RTで返信してくる時間がある人は暇な人だから、それはつまり翻訳の質が低いということなのではないですか」と言っているのです。

さらに「翻訳業界のこれからをご心配されているのではなく、質の高い翻訳者が増えて案件が来なくなることを危惧しているのではないでしょうか?」と言い放ったのです!

これにはさすがに私も反論しました。詳しくはこちらをご覧ください。

それにしてもこの公式アカウントやらを担当している「スタッフ」と呼ばれている人の、森谷講師への傾倒ぶりはひどいものです。

この方は実際、事務の方か講師の方か分かりませんが、森谷先生の指導を受ければ、我々のような"凡庸な"翻訳者たちが何年もかけて学習する翻訳技術を半年で身に付けられ、我々が仕事を取られると恐れおののくような優秀な翻訳者が次々に誕生するとそう本気で考えているのでしょうか。

もし「そうだ」と言うのなら、従来の方法で勉強してきた我々翻訳者が能力的にこの講座の講師・受講生に劣ると宣言するものであり、ひいては現在市場に出回る産業翻訳の成果物を「質が低い、従って我々が輩出する優秀な翻訳者たちの手によってすべて書き換える」と言い放つことになるのですが、それを理解しているのでしょうか。

このツイートからは、そういう思いが伝わってくるのです。我々従来型翻訳者の翻訳の品質が低く、「カレッジ」の講師の翻訳の質が高いと。我々の学習方法が間違っていたならば、我々を指導した指導者も否定することになります。大勢の人を敵に回しているのが分からないのでしょうか。

この方をはじめ、講座の一連のスタッフにとっては浅野・森谷両講師は「翻訳という仕事への道を開いてくれた」恩師なのかもしれませんが、カリスマとして祭り上げすぎではないでしょうか。翻訳指導の方法ひとつで、少なくとも数年以上必要な学習期間を本当に半年に短縮できるものでしょうか?そんな方法が本当にあるなら世界中から取材が殺到しませんか?

「カレッジ」にそのような能力があるなら、ノーベル賞の受賞候補になるような教育機関として国内外の報道機関、大学や大学院などの高等教育機関、AIや機械学習・脳科学の専門家などから取材の申し込みが来るのではないでしょうか?素人を半年でプロにするカリキュラムがもし本当に実在するとしたらそのぐらいの大騒ぎのはずなのですが。

でも本当にそのぐらいの勢いで、この「カレッジ」のスタッフだか講師だか分からない「中の人」は森谷講師の事を崇拝しているようです。外からもう何を言っても響かないでしょう。

もうまともにガチバトルをするのも面倒になってきました。まともな議論が成立しないからです。Twitterでも言ったのですが、まるであさっての方向にボールが返ってくる「ボコボコ壁での壁打ちテニス」のようです。

こんな投稿を繰り返している翻訳講座に、まともなリテラシーを持った人が入るわけがありません。もう、中の受講生と講師とスタッフだけで、独特のコミュニティが出来上がっているのだと推測できます。特殊な世界だなとつくづく思います。

そういう講座で展開されている授業は一体どういうものなのでしょうか。非常に興味があります(いいえ嘘でした、興味ありません)。

――今日はここまで――
「森谷式翻訳カレッジ」の詳しい経緯についてお知りになりたい方は3月10日のこちらの記事をどうぞ。

2021年4月26日月曜日

仕事に集中できない時



どうしても集中できない時、いつも通りのパフォーマンスを自分に期待しないようにしています。疲れているので本当は休んだ方がいいのですが、そうもいかない時もあります。調子のいい時を100%として、100%のパフォーマンスははなから自分に期待しないことです。100%を目指すとなかなか机の前に座れません。いつまでも休憩しようとします。

ですから40%のパフォーマンスでもいいからとにかく仕事に取り掛かることです。その時、「仕事に集中できる音楽」などでは気分が上がりません。こういう時、集中するのは無理なので、ひたすら自分のご機嫌を取りながら机に向かいます。普段なら思考の邪魔になる日本語の曲は聞きませんが、自分を甘やかすのが目的なので、ガンガンに好きな曲をかけながらノリノリで仕事します。(私の場合は相川七瀬の「夢見る少女じゃいられない」)

飲み物は、甘いカフェオレ。チョコレートは健康にいいと言われる高カカオのやつじゃなく、思い切り甘いミルクチョコレートも用意できれば最高です。

とにかく手を動かすしかありません。一行でも進めなければこの仕事は終わらないのです。そうやって手を動かしているうちにだんだん乗ってきます。集中力が高まってくると、ガンガン流していた音楽が邪魔になってくるのでそうなったらお仕事はかどる系の音楽に切り替えます。

スピーカーに凝るのもいいですが、私は周囲の雑音を遮断したいのでイヤホンにしています。ヘッドホンでもいいのですが、長時間使っていると頭を締め付けて痛くなるので、イヤホンです。

とにかく、集中できない時は、集中力を自分に求めないことです。低い集中力でも、時間をかければいつもと同じ分量にまで到達します。時間はもったいなく感じるかもしれませんが、ゆるい集中で少しずつ進めた日の仕事も、翌日見直してみて、そう悪くないこともあります。自分にあまり過度にテンションをかけないほうがいいこともあります。これは人によりますのでお勧めできないタイプの人もいるかもしれません。

何か参考になるところがありましたら幸いです。

2021年3月10日水曜日

「トランスクリエーション」の高額新講座、森谷式翻訳術(森谷式翻訳カレッジ)がなぜ炎上しているのか

2018年6月に開講されて大いに物議を醸した「在宅翻訳アカデミー」(浅野正憲氏主宰)を運営していた「株式会社REGOLITH」がまた新たな講座を開きました。

2021年2月20日土曜日

忙しい曜日

  私は現在、国内の翻訳会社、海外の翻訳会社からほぼ半々でお仕事を受けています。海外の翻訳会社のうち、ヨーロッパが半分、アジアが半分です。ですから全体でいうと

日本国内 50:ヨーロッパ 25:アジア 25

という感じです。直取引のお仕事は今はほとんどありません。

2021年2月10日水曜日

「批判は嫉妬の表れ」

※ネタ投稿

A) うちのオカンがな、こないだから気になった言い回しがあるらしいんやけど、その言葉をちょっと忘れたらしくてな

B) 気になったのにその言葉忘れてもうてん? どうなってんねん、それは

2021年2月9日火曜日

翻訳をやめたいと思った時の話

 2018年頃、今より低単価でちょっとめちゃくちゃな量の仕事をしていた時期があります。3日で8500ワード とか、2日で5300ワード とか。一度無理を聞いたらそれが当たり前になってしまって毎日毎日、朝早くから夜遅くまで仕事していました。

2021年2月8日月曜日

在宅翻訳アカデミーの派生講座についてまとめました

「翻訳は簡単」商法で大炎上している浅野正憲氏の「在宅翻訳アカデミー」ですが、手を変え品を変え、同じ手法の翻訳講座が出現していますので、現在までに観測されている講座について、確認されている情報のみをまとめてお伝えします。一連の翻訳講座は在宅翻訳アカデミー以外に全部で4件あります。

2021年1月10日日曜日

グローバルトランスレーションアカデミー(GTA)の問題点

 誇大広告を繰り返して受講者を募る坂口雅志氏の高額翻訳講座「グローバルトランスレーションアカデミー」の問題点

2020年12月22日火曜日

浅野正憲氏の「在宅翻訳アカデミー」の被害者の皆さん、泣き寝入りしないでください

  浅野正憲氏の「在宅翻訳アカデミー」の被害に遭われた方、「騙された自分が悪かったのだから仕方がない」と諦めていませんか。「金額は痛いがこれも勉強代だった」と納得しようとしていませんか。

2020年11月7日土曜日

警戒すべき翻訳講座が新たに2つ登場

コロナ禍で注目される「在宅ワーク」と怪しい副業情報商材


新型コロナウイルスの影響で、仕事や将来に対する不安を抱える人が増え、さらに感染防止の意味でも「在宅ワーク」に関心を持つ人が増えています

2020年10月28日水曜日

翻訳の仕事を始めるにあたっての初期投資

私はTwitterでも発信しており「マシュマロ」という匿名メッセージ受付サービスで質問にも回答していますが、以前パソコンについての質問もいただきました。その他にも仕事を始めるにあたって何が必要なのか、どのくらいお金がかかるのか、知りたい方もいらっしゃるかと思い、書き出してみることにしました。

1. パソコン
翻訳の成果物はデータで納品しますので、パソコンは必須です。

2020年9月15日火曜日

情報商材の悪質さは買ったことがない人にはなかなか理解しづらい

 情報商材というのは1度でも買ったことがある人しかその悪質さについて本当には理解できないと思うのですが、実は私はずいぶん昔にアトピーが治るという情報商材を1万円ほどで買ったことがあります。

2020年9月11日金曜日

悪質な翻訳情報商材にご注意を!

 今、コロナ禍で副業を探している人を狙った悪質な翻訳情報商材が問題になっているのをご存じですか。

去年の秋ごろから「英語力が高くなくても翻訳者になれる」「TOEIC500点でも大丈夫」「英語が苦手な方でもOK!」「最短40日でデビュー」などと安易な言葉を並べたてて30万円とか50万円の受講料を取り、その内情は「翻訳できるようになる秘密」でもなんでもなく、ただひたすら尋常ではない数の翻訳会社に一気に応募させたり(彼らの言葉で「絨毯爆撃」)、その際に自分の経歴を大きく膨らませて書くよう指導する(詐称することを暗示的に推奨するような)ものだということが漏れ伝わってきています。

2020年9月3日木曜日

翻訳実績表

ここ半年ほどの間、胸焼けのする話題を続けてしまいましたが、そろそろ通常運転に戻りたいと思います。

今日は新たに作成した「翻訳実績表」の話をします。

2020年8月23日日曜日

翻訳者になるには 【翻訳者になるための情報サイトを運営しています】

コロナ禍で在宅の仕事を探す人が増え、翻訳者志望者が増えている
誇大広告が生む錯誤
翻訳者になるための情報サイトを運営しています
・安易な道に誘われて、不正に手を染めて後悔しないでください


コロナ禍で在宅の仕事を探す人が増え、翻訳者志望者が増えている

2020年6月3日水曜日

TOEIC500点台で職業的翻訳者になれるのか

「翻訳者になるのに、高い英語力は必要ありません!」「TOEIC500点台でも翻訳者になれます」という謳い文句を掲げる浅野正憲氏の高額翻訳講座(詳しくは2/25のこちらの記事をご覧ください)が、いま業界内で非常に問題になっています。

2020年5月26日火曜日

翻訳メモリ(TM)の重要性

今、翻訳業界では翻訳支援ツールが広く使われていますが、このツールの良い点は、過去に別の翻訳者(自分の場合もあります)が訳したものが一つのデータベースとして一か所にどんどん貯まって財産になるということです。

2020年5月15日金曜日

翻訳者の訳語確定プロセスはブラックボックスか?

英語がある程度できる人も「例の詐欺講座」の餌食になっている

 浅野正憲氏の翻訳講座が「CV詐称」「トライアル共有」で翻訳者志望者に下駄を履かせてトライアルへの不正合格者を大量に出していて業界で大問題になっていることについては2/25のこちらの記事で書きました。冷静な人は「楽して誰でも稼げる話など存在しない」と気づくはずですが、「英語力が高くなくても翻訳できる方法とは何だろう」という興味の方が勝ってしまい、その「秘密」を知りたくて高額な受講料を払ってしまう人はいまだにいます。

2020年2月25日火曜日

怪しい翻訳講座「在宅翻訳アカデミー」「在宅翻訳起業」「翻訳の学校」を受講してしまう人が後を絶たない理由【翻訳コミュニティ問題】

詐欺だと警告されている講座を受講してしまう人が後を絶たない

(※注: 2020年7月に講座の名称が変更されましたので当記事もタイトルを変更しました)

浅野正憲氏の翻訳講座「在宅翻訳アカデミー」「在宅翻訳起業」「翻訳の学校」が2019年の秋ごろから業界内で物議をかもしています。

2019年10月3日木曜日

業界で話題になっているあの件について私も一言。

業界で今ザワついているあの件について私からも一言。

ちょっと話は横道に逸れるところから入りますが....。
数年前、海外からの依頼でしばらくの間チェッカーの仕事も時々受注することもあったのですが、「え、これって本当に日本人が訳したの?」と思えるほどひどい訳文が送られてくることが頻繁にありました。そういう時、「ああ、ついに英日翻訳も非日本語ネイティブまで駆り出されるほど人手が足りないのかな」と漠然と思っていました。

2019年2月14日木曜日

タイピングスピード

改めて言うまでもないことですが、翻訳者はタイピングスピードが正確で早い方が圧倒的に有利です。思考のスピードを妨げない速さで正確に日本語や英語を打ち込むことができれば、翻訳作業は速くなります。

2018年11月1日木曜日

通訳・翻訳の勉強が英語力向上に役立つ理由

通訳や翻訳が英会話やメール、英語でのプレゼンと圧倒的に違うところは、「人の言葉を訳す」ということです。

2018年9月18日火曜日

カウントアップ式のタイマー

キッチンで使うタイマーは、基本的に設定した時間からカウントダウンして、一定時間経過時点でアラームがなるものですが(卵のゆで時間7分など)、翻訳の実際の作業時間を計測するには「カウントアップ」式のタイマーがあると便利です。以前は普通のストップウォッチを使っていましたが、少し前からカウントアップ式の「学習用タイマー」を使用しています。