2018年9月9日日曜日

翻訳者の時間管理

2本前の投稿で、「仕事の依頼が詰まっている時にはブログ更新やSNS発信するのがはばかられる」旨を書きましたが、文章を書くことに限らず、フリーランスの翻訳者(翻訳者に限らずフリーランス全般)というのは、目の前にある依頼を終わらせることに追われて、その他の日常生活の予定がおろそかになりがちです。

私の場合、洗濯物をたたむことや部屋の片づけが後回しになりがちになり、一時期、時差の関係で夜の9時半が納期になることの多いクライアントと仕事をしている時は、入浴さえ深夜になることもありました。

また、仕事以外に新たに勉強したいことや読みたい本なども、急ぎの仕事が入っていると手をつけることなく何カ月も放置され、「この仕事を納品してからやろう」と思っていると、また新たに仕事が入ってきて、「暇な時間」など永遠に来ないように思えます。

あまりにも恒常的に時間がない状態が続いているので、何かヒントになることはないかと『1440分の使い方—成功者たちの時間管理15の秘訣』(ケビン・クルーズ著、木村千里訳)を読んでみました(電子書籍版はAmazon Unlimitedで読み放題対象になっています)。それによると、ある研究で「To do リストの項目の41%は永遠に終わらない」という結果が出ているそうです。

同書では、やりたいことはTo doリストに入れるのではなく、スケジュールに入れて、その予定は「歯医者の予約が入っているように」扱えということでした。

私の場合で言うと、フランス語を勉強したいとか、マーケティングに関する本を読みたいとかいうのは、単にTo doリストに入れても永遠に終わることはなく、1日のどこか、あるいは1週間のどこかに予定として組み込んでしまえ、ということです。

手始めに私はまたこのブログの更新を再開することを決意しました。朝起きて直後の15分間です。それならば仕事の予定に左右されず確保できそうです。朝起きて直後にスマホを手に取って、さして緊急でもないニュースを眺めて無駄にしている時間をブログ更新に充てれば時間を有効に使えそうです。

この記事も書き始める時にストップウォッチをONにしました。今ここまで書いて12分41秒です。なんとか15分以内に書き終われそうです。


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