2018年9月7日金曜日

用語集や表記原則の指示がある場合

顧客の中には用語集を整備されているところがあって、それらが参考資料として事前に提供されることがあります。

用語集で定訳が決まっている場合はそれに沿うことが原則であって、文脈が異なる場合を除いてその訳に統一しなければなりません。

実務翻訳者はそのような顧客からの指示をきっちりと守ることも重要な要素の一つです。

中には用語集が複数のファイルにわたっていることもあるのですが、そういう時はまず私は複数のファイルを一つのエクセルファイルにまとめてしまいます。そのほうが検索時に要する時間が圧倒的に減ります。

もう一つ、用語だけではなくて送り仮名や()の半角全角など、細かい指示が別紙になっていることもありますが、こうした指示は事前にしっかり目を通して頭に入れておかなければなりません。

校正の際も、これらの規則がしっかり守られているかの観点で見直す必要があります。

規則に例外がある場合もあるので気が抜けません。(例えば語末の「-」(長音)は原則なし。ただし〇〇の場合は除く、など)

翻訳者には言葉のセンスが求められる以前に、細かい指示を見落とさないという慎重さが必要かもしれません。

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