2017年11月10日金曜日

海外からの引き合い

いま私は海外の翻訳会社2社、国内の翻訳会社数社、国内のソースクライアント数社と取引していますが、現在は世界的に景気が良いようで(株価も25年ぶりの高値をつけたとか)、仕事が市場に出回っている量が全体的に多いと感じています(翻訳に限らず)。

仕事が増えた増えたといっても、国内の取引先からの受注量は平年並みなので、私の仕事量に影響しているのは海外からの引き合いです。



TranslationDirectory.com

というディレクトリサイトに自分の情報を掲載したのは今年の春ですが、そこで連絡先を知りました、とコンタクトしてくる海外の翻訳会社がここ2カ月ほどで激増しました。

これは私の実力がどうとかそういうことではなくて、世界中の翻訳業務の市場がいま、非常に活性化しているということなのではないかと思います。

私はいま取引しているクライアントからの仕事で現状は手一杯なので、ディレクトリ経由でコンタクトしてくる海外の翻訳会社からのメールにはほとんど返事できないのですが、日本語翻訳でよほど手が足りないらしく、メールを無視していたらある日Skype経由で連絡があった人がいて、仕事の合間の息抜きのつもりで知らない人と世間話でもしようと思っていたら実は相手が翻訳コーディネーターだったということがありました。

中国語で話しかけられたので「中国人のメル友もいいかもしれない」と思い(実は中国語を勉強したいのです)、「你好」などと書いていたら、いきなり

「Tradosを持っているのか」
「レートはいくらだ」
「今、仕事の混み具合は」

と聞かれてびっくりしたので(難しい中国語はGoogle翻訳を通していました)「私のIDをどこで知りましたか」と聞くと

「Translation Directory」
という答えが返ってきたのでズコーッとのけぞりました(笑)。

Translation Directoryには一般的な情報しか載せていないので、それだけで私の翻訳の品質は分からないはずです。だからよほど日本人翻訳者が足りていないのだと思いました。

海外の取引先を相手にするともちろんメールのやり取りは全部英語ですし、細かい話まですべて英語でやらなければならないので面倒に感じる人には向かないですが、日本国内からの受注が途切れがちという人には、ぜひ海外からの仕事を引き受けてみてはとお勧めしたいと思います。

私は以前に貿易事務の仕事をしていたので、英語でのコレポンには特に苦になりません。そういう方にもお勧めしたいと思います。

登録したりトライアルを受けたり、一連のプロセスにはそれなりに時間がかかるので、受注開始まで実際には一カ月近く要しますが、海外の会社だと言ってもきちんと入金もありますしコンスタントに仕事を振ってくれる良いエージェントもたくさんあります。

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