先日訳していた英語の資料の中に、「5x9」という表現が出てきました。
「24x7」という表現はよく出てくるので、「週7日24時間」とか「年中無休24時間」などと訳しますが、「5x9」も文脈からどうやらその類の表現であることは分かったのですが初見だったので、Googleさんにお尋ねしたところ、(平日)9時間稼働×週5日、を示す表現だと判明し、「平日稼働5日間」と訳しました。「5×9」のことも「9×5」のこともあるようです。
日本人の感覚だと平日の稼働時間は「8時間拘束7時間労働」もしくは「9時間拘束8時間労働」であり、一日の労働時間は8時間というイメージが強く、9×5と言われてもピンとこなかったのですが、英語圏では「拘束されている時間は全部勤務時間」という感覚なのか、一日は9時間稼働している、という感覚のようです。
一瞬「9時から5時ということか?」とも思ったのですが、それだと「×」(掛け算)が使われている意味が分からず、やはり「9時間を5日間」が平日を表している、という解釈で正しいようです。
ちなみに海外では朝の業務開始は9時ではなく8時というところが多いようにも思います。はっきりと尋ねたわけではないですが、現地時間の8時と思われる時刻からメールが入り始めることが多いからです。
8時から5時までの9時間拘束されて、平日の一日が終わるということのようです。
こういう数字表現はいろいろありそうですので、また調べていって面白い表現が出てきたらシェアします。
2017年11月15日水曜日
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