2017年6月28日水曜日

第6章: 営業活動(ウェブサイト作成&ディレクトリへの掲載)

6-1 個人ウェブサイト開設について 個人的に思うこと
インターネットの時代ですから、ネット上に自分のウェブサイトを持つことで、拠点を持つことができます。ウェブサイトには

・自己紹介
・翻訳実績
・得意(専門)分野
・連絡先(問い合わせフォーム、メールアドレスやSNSのアカウント名など。)

 
ちなみにですが、私の場合、電話番号は入れていません。入れていても最初からいきなり電話で連絡してくる方はあまりいません。何度かメールなどでやり取りしている方に対して、メールの末尾に連絡先として電話番号も入れることはあります。

これにさらに
・翻訳料金表
・ブログ
 
などを載せても良いと思います。今の時代、会社名や芸能人など、新たに知った情報に対しては、まずネットで確認するのが当たり前になっています。そこでしっかり作り込んだウェブサイトがあるだけで、その人に対する信頼度が高まります。

翻訳者(および通訳者)の多くは「職人気質」で、「ひたすら仕事に邁進している」という人が多いので、個人でウェブサイトを持っている人はまだまだそう多くありません。ですから、個人のウェブサイトを持つことはそれ自体が相当のアドバンテージになります。

試しにインターネット上で「翻訳者 個人」などと検索してみると、そのキーワードでヒットする個人翻訳者はわずかですが、個人の翻訳者を探している人が「教えて!Goo」などの相談受付ページで「個人の翻訳者でウェブサイトを持っている人を教えてください」などと尋ねているのを見たことがあります。
 
ネット上でこれだけあまたの翻訳会社が存在するのに、個人に直接依頼したいという人の心理は、「何となく業者を通すと高そうだから」「少しでも安い人に頼みたい」ということもあると思いますが、それだけではなく、「毎回同じ人に訳してもらいたい」「専門用語を把握しておいてもらいたい」「細かい要望に対応してもらいたい」というニーズもあるからです。

私の個人のウェブサイトはまだまだコンテンツが足りないので、「翻訳者 個人」のキーワードだけではヒットしませんが、「翻訳者 個人 岐阜市」と入れるとヒットします。翻訳の仕事は基本的に電話とパソコンの通信環境があればお互いが地理的にどこにいても成立します(私は海外の翻訳エージェントとも取引しています)ので、冷静に考えれば岐阜市に拠点があることはそれほど関係ありませんが、地元にいる人だという安心感からか、新規の引き合いが岐阜市やその近郊の方だという場合は今までにもありました。
 
エージェントと競合する?

翻訳者の中には日ごろお世話になっている翻訳会社と競合するのではないかという恐れもあって、個人の受付窓口を持たないことをポリシーにしている人も少なくありません。
 
私の場合は、エージェント経由で知り合った顧客がウェブサイトを通じて後から直接コンタクトしてくるケースはこれまでに一度もありません。また、翻訳会社を通じて受けた仕事は、相手先のソースクライアント(元の依頼主)が誰かは知らされませんので、私の方からコンタクトすることも物理的にあり得ません。
 
あくまでウェブサイト開設は、新規のお客様の目に留まることが目的です。

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