紙の方が便利なメモ書き
20枚とか30枚とかの大量の英文を1人で何日もかかって和訳している時、キーワードが何度も出てくるときに、以前は大きめの付箋にメモを書いて机の柱に貼っていました。
そんなに何個も出てこないだろうと思って書き始めた付箋が、6枚にも7枚にもなると、結局ホチキスでとめたりして、見やすいような見づらいような状況になってしまいます。
そういう時に翻訳メモリがあるじゃないか、Trados入れたんじゃないかと、自分でも突っ込みたくなりますが、なんといってもまだ発展途上で、Trados案件は来たらファイルを空けて翻訳作業して閉じて返すだけで、プロフェッショナルな使いこなしはできていないのが現状です。(ほんとはウェブセミナーとか受けたいのですが全然時間がないのです)
結局、付箋では大きさが足りないと今更ながら気づいたので、今はA4コピー用紙に殴り書きで箇条書きにして繰り返しの多いキーワードを書きつけています。
エクセルの用語集も良いけれど作業中は返って使いにくい
エクセルで自分で作った用語集のテンプレートがあるので、そこにどんどん入れていくという考え方もあるのですが、それはTradosの用語集を使いこなせた時の作業にするとして、やはり、翻訳作業中の、今、この瞬間に、「えっとさっきの何て訳したっけ」という短期的なメモ書きには自筆の殴り書きが一番見やすいのです。ノートPCの作業ウィンドウを一つ増やしてまでエクセルファイルをひとつ常に開けっ放しにしているのは、私にとっては効率がよくないのです。
また、変に罫線を引いた紙や用語集の体裁に印刷した紙なども、逆に使いにくいです。
「真っ白なA4コピー用紙にどんどん書いていく」
のが一番使いやすいです。それをデータホルダに置いて常に傍らに掲示しながら作業します。
データホルダは以前は元原稿を置いて定規のような透明のバーを上下に動かしながら、作業中の箇所を確認しながら翻訳作業をしていたのですが、今はTradosやWordfast、Memsourceなどの支援ツールを使った作業が多いので、データファイルに原文を置いていても、常にそこに目線を置きながら作業するようなことはあまりなくなりました。ただ、図がある場合や、レイアウトがどうなっていて本文のつながりがどうなっているかなどを確認するために、やはり原文のプリントアウトは必要なので、A4殴り書き用紙の下に置いています。
2017年9月18日月曜日
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