2017年8月30日水曜日

Excelのフィルタ機能の利用

翻訳の納品形態の1つとして、エクセルファイルに英日(日英)対訳でデータを入れるという形式がありますが、1つの仕事に同じ単語が何度も出てくるときがあります。

そんな時は、エクセルの先頭行に「フィルタ」をつけることによって、原文に同じ単語やフレーズが出てくる場合はまとめて抜き出すことができます。基本的に技術翻訳では同じ単語やフレーズは同じ訳語にしなければならないので、同じ用語が含まれている行はまとめて訳しておくほうが効率的なこともあります。

Memsourceなどの翻訳支援ソフトでも、原文の列、訳語の列にフィルタがついていて、キーワードを入れるとそれを含むセルを抜き出すことができるようになっています。

翻訳作業が終了した後に、同じ用語で検索して、同じ訳語が当てられているかどうかの再確認に使用することもできます。

分量の多い翻訳を長期間かけて行っていると、最初の方でどんな訳語を当てたか忘れてしまうことがあります。同じ原文に異なる訳語が当てられていると読む人は混乱します。

訳語統一のために「フィルタ」機能を活用することはお勧めです。

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